日本聴力障害新聞(日聴紙)について

日本聴力障害新聞 最新号

日本聴力障害新聞2023年9月1日号(第885号) 2023/8/31発行 - ●手話言語の国際デー(9月23日) ブルーライトで祝おう!(1面) 今年のテーマ「世界中のろう者が、どこでも手話言語で コミュニケーションできる社会へ!」(2面) 福岡市ろうあ協会がクラファンで70万円達成(4面) ●高齢者特集(6~7面) 連盟・川本忠夫高齢… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年8月1日号(第884号) 2023/7/31発行 - ●手話通訳による情報保障を考える ・「正職率の伸び悩みと高齢化が課題」  認定試験制度発足から34年、手話通訳者の雇用状況について(6~7面) ・連盟元理事の蠣崎氏が旭日双光章を受章。勲章伝達式の情報保障は?(4面) ・手話通訳の公的派遣どこまで「合理的配慮の… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年7月1日号(第883号) 2023/7/2発行 - ●「第71回全国ろうあ者大会inおおいた」特集号  2535人が参加する中、  熱気高く「優生思想の根絶を!」「デフスポーツを盛り上げよう」  6.10全国一斉アクションにもアピールチラシで行動  (1~5、9~12面) ●日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の総会・… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年6月1日号(第882号) 2023/6/1発行 - ●埼玉県警が赤色警光灯の改善試行 全国初(1面)「緊急走行」と「パトロール」の区別を ●第25回夏季デフリンピック(1、12面) (筑波技術大学の)きこえない学生たちが主役! エンブレムのデザイン案の制作開始 ●「日本ろう者ライフル射撃協会」が発足(5面) 2… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年5月1日号(第881号) 2023/5/1発行 - ●第25回夏季デフリンピック 第1回運営委員会(1面) 事業の方針を承認/運営委員会体制(8人)が決定 「誰もが活躍できる共生社会へ」 ●【旧優生保護法訴訟】(1、3、6~7、10面) 「国よ、被害者の声が聞こえるか?」  静岡地裁に次いで大阪高裁でも勝訴! … 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年4月1日号(第880号) 2023/4/2発行 - ●安優香さん事故死訴訟 判決(1面・7面) 逸失利益は、”きこえる人の85%” 「優生思想による不当な判決」 ●金融庁との意見交換に連盟が改善を要望(1面) ろう者の話す・聞く権利を守るため、“通訳の質”の保障を! ●【旧優生保護法訴訟】(6面・12面) 静岡… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年3月1日号(第879号) 2023/3/3発行 - ●「デフアスリート全員を応援します!」 2025年東京デフリンピックまであと1000日! 議員連盟主催の応援イベントに200人(1面・AR対応) ●デフスポーツ・サポーター制度の運用開始 『共生社会』の実現を!(2面・AR対応) ●【旧優生保護法問題】 全国初… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年2月1日号(第878号) 2023/2/1発行 - ―AR動画対応記事― ●連盟が全国専従職員研修会を神戸で対面開催(2面) 「協会を心の拠り所に!」 ●埼玉協会「新成人を祝う会」継続開催で参加率アップ 「諦めなければ、道は拓(ひら)ける!」(12面) ●連載「楽しくクッキング!」(11面) おかずにも、おつま… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2023年1月1日号(第877号) 2023/1/4発行 - ―AR動画対応記事―●年頭あいさつ…石野理事長(1面) みんなの力で押し上げよう!「手話言語法」 ●第20回全国ろう者将棋大会 2年ぶりに福岡県で 吉岡真さん(広島)が初優勝!(12面) ●【連盟】相談員研究会&労働問題フォーラム 「ろう者が継続的に相談しやす… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2022年12月1日号(第876号) 2022/12/2発行 - ―AR動画対応記事― ●【旧優生保護法問題】(1・6・7面) 「差別のない未来へ 全面解決をめざして」 優生連初の全国集会に2500人が参加 「裁判官、私の声は聞こえていますか?」(兵庫・控訴審) ●連載「楽しくクッキング!」(11面) 北信濃の郷土料理「いも… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2022年11月1日号(第875号) 2022/11/2発行 - ―AR動画対応記事― ●【旧優生保護法問題】(8面) 大阪地裁 救済を阻む不当判決!  「除斥期間」を理由に賠償の訴え退けられる ●連載「楽しくクッキング!」(11面) 福井県の一度は食べてみたい名物!! 『あげ焼ステーキ(和風)』と 『あげとチーズおつまみ(… 続きはこちらへ…
日本聴力障害新聞2022年10月1日号(第874号) 2022/9/29発行 - ―AR動画対応記事― ●「第25回夏季デフリンピック日本開催決定!」(3面・12面) ・国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)の総会の様子 ・第10回夏季デフリンピック(当時:国際ろうあ者競技大会)  メダリスト2人からも喜びの声 ●「障害当事者も使いやすい活動… 続きはこちらへ…

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日本聴力障害新聞(日聴紙)の概要

全日本ろうあ連盟は現在、日本聴力障害新聞を毎月1回、約13,000部発行(過去最高は2000年で24,000部)している。略称(愛称)は「日聴紙」でニッチョウシと読む。全国各地のきこえる・きこえにくい人たちの様々な問題、話題から社会の変化をいち早くキャッチし、お知らせするジャーナル。連盟会員の有無に関係なく、きこえない人、きこえにくい人、きこえる人(手話関係者、行政や福祉、教育、労働、医療関係者など)に幅広く読まれている。タブロイド判12頁建(新春号のみ16頁、1面と12面はカラー)。イメージカラーは青色。

綱領:

『日本聴力障害新聞は、真実を守り、すべてのろうあ者に親しまれ、愛されるよう努力する。日本聴力障害新聞は、すべてのろうあ者の社会的地位の向上に貢献し、ろうあ者への理解をひろめ、ろうあ者の真の幸福を追求するよう努力する。』

基本的な編集方針:

①運動の目標、方向を示す、②運動の「起爆剤」となる、③運動の発展に結びつける、④会員相互の団結を強める、⑤国民との連帯を深める

これまでのあゆみ:

日本聴力障害新聞は1948年5月1日に創刊(当時は『日本聾啞新聞』の名称)。発行部数は約300部で、当時の全日本ろうあ連盟会員数は約5,000人、新聞読者の会員比率は6%程度だった。大阪毎日新聞社で勤務していたろう者、大中次郎氏によって発行され、「日本聾啞新聞」は、戦後、地域にバラバラになっていたろう者集団を結びつける役割を果たした。

1年後の1949年6月号から、近畿と東京のブロック新聞を吸収し、「日本聾啞ニュース」と改名した。1950年から4頁建てとなる。1952年に難聴者も対象にした読者拡大の方針を決定、名称を「日本聴力障害新聞」と改めた。やがて、物価が高騰し印刷代が払えなくなり、発行すればするほど赤字が膨らむという状況で、個人経営の限界に達していたため、1957年、経営権が大中次郎氏個人から全日本ろうあ連盟に無償譲渡された。以降、連盟の責任で発行。

「日本聴力障害新聞」は創刊当初から、ろう者の社会参加を拒むものに立ち向かい、不公平な事実を報道することによって世論に問い、不条理を改めさせてきた。日聴紙が報道すると、一般紙、地元紙、国会議員が取り上げたり、地元の聴覚障害者協会が運動を進めることで、びくともしなかった山が動くこともあった。
例:「北城ろう学校の高野連加盟問題」(1981年)、「北海道教育委員会の教員採用問題」(1993年)、「放射能事故と緊急情報」(1999年)、「障害者自立支援法による手話通訳有料化の阻止」(2006年)、「旧優生保護法下の被害者に聴覚障害者も多数」(2018年)